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社員インタビュー⑤フリーエンジニア→地場の有名企業の社内SEから、経営への再挑戦

2017.04.11

未経験者が主体のフロイデですが、経験者としてフロイデに入社し、すぐに頭角をあらわすエンジニアも少なからず存在します。今回は、個人事業主から地場の有名企業の社内SEを経てフロイデに入社し、半年足らずで幹部候補となった上口崇志のインタビューです。

フロイデ株式会社プロジェクトリーダー 上口崇志(かみぐち たかし)さん

1977年鹿児島県生まれ。フリーエンジニアとして要件定義から実装まで様々な工程で力を発揮するが、家庭ができたため、安定を求めて地場の有名企業に正社員の社内SEとして就職。しかし、想像以上の労働時間に伴うワークライフバランスの破綻や『やはり経営に関わりたい』という願望の状況を打破するべく、転職活動を開始。

  • 明確なミッション
  • 社歴・規模等からの安定性
  • 社長との距離感の近さ
  • スピード感
  • 立地・オフィスの設備
  • 新しいことをしている

などからフロイデに入社。入社後1ヶ月で社長に改善提案の企画書を提出した彼が幹部候補となるのに、時間はかからなかった。

個人事業主から安定を求めて、地場の有名企業の社内SEに

フリーランスエンジニアから社内SEになったきっかけ

商流が深く、顧客の顔が見えない

フリーランスエンジニアだった時は、要件定義から実装・テストまで様々なフェーズで、主に客先常駐で作業をしていました。フリーランスながら幅広い工程をやらせてもらえたのは今でも大変運が良かったと思いますが、いくつも商流を経ていたので、顧客やユーザーの顔が見えないままでした。だんだん、顧客に価値を提供できているのかよくわからない環境で、本当にエンジニアとしての力がつくのか、自問自答するようになりました。

安定をもとめ、地場中堅企業の社内SEへ

また、フリーランスエンジニアは収入が安定しません。最大風速的に稼ぐことはできますが、厳しい月もあります。また様々な経費は自分もちですし、社会保険や健康保険、雇用保険はもちろん、確定申告その他鑑みると、可処分所得としてはそんなに良いものでもなく、また5年後・10年後の保証もありません。確かに今は大手企業でもいつ倒産するかわからないような社会情勢ですが、それでも失業保険その他様々なセーフティネットがあります。

そんな風に将来をいろいろ考えていたちょうどそのタイミングで家庭を持つことになり、安定した生活基盤を築く必要性を感じるようになりました。そして縁あって、地場の企業に正社員の社内SEとして就職することになりました。

 

企業の社内SEからフロイデ入社まで

企業の正社員から転職しようと思った理由

想像以上にハードだった社内SE業務

地場の企業ということで家族は安心していました。自分も転職もなく、給与も良かったので、このままのんびり安定して生きていければ良いのかなと思っていたのですが・・・転職してわかったのですが想像以上に稼働が高く、月の休みは実質5日間くらいしかありませんでした。

経営に携われない「便利屋さん」でありつづけることへの疑問

チームメンバーには恵まれ、人間関係に不満はなかったのですが、既存のシステムの保守運用がメインでした。フリーランスだったこともあり、経営には興味ありましたが、企業規模が大きかったこともあり、いろいろと今後について考えるようになりました。家族の生活の保証はしていく必要はあります。ただずっとこのままここで定年まで働いて、本当に自分はエンジニアとしてビジネスパーソンとして後悔しないのか?ということを真剣に考えるようになり、いくつかの転職サイトに登録しました。

 

フロイデに転職しようと思った理由

会社のミッションが明確

転職サイトで様々な求人情報を見ていた中でも、フロイデの打ち出しているミッションはかなり印象的でした。自社のことだけを意識した「企業理念」を打ち出している会社は沢山ありましたが、フロイデのように「無職フリーターを含む未経験者を1000人エンジニアにする」と、ミッションを数値入りで明確にしている企業はほとんどありません。正直自分自身は「無職フリーターを含む未経験者をエンジニアにしたい!」と思っているわけではありません(笑)。ただ、フロイデの、規模は数十人にもかかわらず、ちゃんと社会に対してコミットしようとしている姿勢は魅力的に思いました。フロイデで働くことは、給与の獲得や自分のキャリア構築以外にミッション達成の一助になることで、社会に貢献できるわけです。一度しかない人生だからこそ、それまでの間はこういう会社で働いた方が、先々で後悔しないようになるのではと感じました。

社長との距離が近く、経営に携われる可能性が高そう

単純に在籍していた会社との規模が違うので、社長と直接話す機会も多いだろうと感じました。また、積極的に未経験者を採用しているのであれば、中堅層や幹部候補は比較的少ないんだろうなとも思いました。もちろん入社した後の実力次第ではありますが、チャレンジしてみる価値はあるかなと感じました。

挑戦的な社風、良い立地、オフィス空間、その他

Webサイトからも、新しい技術やビジネスに積極的にチャレンジしている企業だなと感じました。また単純に天神のど真ん中にあることや、オフィスの雰囲気の良さも魅力的でしたね。とにかく全体的になんとなく楽しそうな雰囲気を感じました。

 

 

フロイデに転職してから現在まで

面接の雰囲気や、内定を受託した理由

内定通知がスピーディすぎて不安になった

 正直、年齢は”エンジニアの転職の限界”といわれる35歳を超えていましたし、Rubyなどのいまどきの開発経験は全くなく、ここずっと保守運用開発経験しかなかったので、合格できるかどうか不安だったのですが、面接の翌日には内定の連絡がきました。内定の返事があまりにも早く、逆に少し不安になるほどでした。

面接でも挑戦的な雰囲気は感じた。

内定後に提示された条件面は、前職の時よりも正直厳しいものでした。ただ、

  • 30代マネージャーで年収600万近くもらえる
  • 休日は113日と前職より多く、時間換算するとそこまで大きな開きはなかった
  • 面接の時にも、Webサイトと同じような自由な雰囲気はそのまま感じた

上記鑑みて、内定受託を決意しました。

 

入社してすぐの業務や社内の雰囲気など

最初は前職に近い業務から

最初は、前職同様の保守・運用業務でした。ただ技術はやはり新しいものでしたし、直エンドユーザーからの案件だったので、フィードバックはしっかり得られました。自分には前職の経験を生かしながら新しい技術や社風を理解するちょうど良い案件だったと思います。また、ベタベタしているわけではありませんがエンジニア同士の仲は比較的よく、チーム外に技術的質問ができる環境は整っていました。会社の雰囲気には比較的早く馴染むことができたと思います。
 

入社1ヶ月で社長に社内改善企画書を提出

自社内開発ですので、社内の雰囲気や方向性など把握する機会が多く、早い段階で状況を把握することができました。フロイデのエンジニアは皆優秀で真面目ですが、直接社長にむかってはっきりと会社の改革を進言するような雰囲気ではありませんでした。

ちょうどそのタイミングで、社外から講師を招聘して「企画書の作成」についてのセミナーが開催されたのでそんな会社なら「出しても大丈夫だろう」と、思い切って入社1ヶ月の時点で、社長に社内改善の企画書を提出しました。それを見た社長は、まず自分を呼び出し、企画書の課題に対して現在会社が取り組んでいる施策を上げていきました。要は課題は会社も認識し、対策を打とうとしていたのです。企画自体は「もっと会社のことをしっかりリサーチしてからまた一緒に考えて欲しい」と結局は保留になりましたが、会社の経営にもっと関わりたいという姿勢や批判に終始せず当事者意識を持って改善提案をしようとする姿勢は評価してもらい、それからどんどん経営的な会議に招聘される機会が増えました。

現在従事している業務

エンドユーザ向けのサービス開発プロジェクトのリーダー

現在は、ある医療法人の介護サービス開発のプロジェクトリーダーを行っています。Ruby On Railsを活用したサービスで、メンバは自分よりも生産性の高いプログラマ達ですので、信頼して業務を遂行できています。もうすぐローンチですが、その後も継続してそこの開発作業に携われるよう、積極的にさまざまな提案を行っています。

社長の受注前活動の同行

また、お客様への提案力を買われて、社長の受注前活動に同行する機会が増えました。そのまま参考にできるようなことは少ないですが、フロイデへの発注を検討しているお客様が何を求めているかがだんだん理解できるようになってきました。よく社長から「対応が遅い」と指摘されるたびに、「みんながみんなそんなにパッパと決められないよ」と心の中で思っていました(笑)ですが、社長に同行することで、東京や世界を舞台にビジネスをする方のスピード感は確かに桁違いだなと痛感しています。

組織改革

フロイデは、会社の規模感が急激に大きくなったことで、早急な組織改善を迫られています。現在はプロの組織改善のコンサルの方に入っていただいてプロジェクトを結成していますが、現在はそのボードメンバーとなっています。意見が通りやすい反面、責任もでてきます。どこまで貢献できているかわかりませんが、今いる会社が少しでも楽しいところになればと思っています。

 

現役中堅エンジニアにとってのフロイデの魅力と今後に期待すること

フロイデの魅力

1.昇格するチャンスが多い

内定の時に感じたように、社長の決断が早く組織がフラットなのとで、とにかく意思決定が早いです。スピード感にあわせて組織もどんどん大きくなっており、中堅や幹部候補が活躍する場所はたくさんあるように感じました。

2.未経験者育成のフローがしっかりできている

ミッションにかかげてあるように、未経験者採用ノウハウや育成の体制はしっかりしていました。外部から現役エンジニアの講師を招聘し、きっちりカリキュラムを策定し、さまざまな視点からフィードバックを行い、現在は社外からの参加者も多くなっています。実際その研修をうけてプロジェクトに参画した新人は、素直で有能でした。

3.中堅社員育成にも、さらなる投資を考えている

最初は中堅社員の育成が弱い印象を受け、これはすぐに進言しました。フロイデは月に1回金曜日の15時から3時間、外部から講師を招聘して「金後講」という社内研修を開催したり、資格取得支援や書籍代補助などを行なっていますが、新人研修ほど手厚くないように感じました。

 ここは社長も課題と考えていたようですがふみきれなかった理由には

「中堅社員研修は慎重に行いたい。コストがかかっても、会社のビジョン・ミッション・バリューを反映し、かつ実業務に直結し、中堅社員の共通言語となり、何より中堅社員が受けたいと思えるような、本当に皆が納得のいく研修がしたい」

という思いがあったようです。そんなこだわりを貫き通した結果、2017年6月には日本人唯一の認定スクラムマスタートレーナーを自社に招聘し、幹部などを対象に3日間の認定スクラムマスター研修を開催することになりました。本来なら東京で1人30万かかる研修らしく、ちょっと驚きましたが、良い機会ですので、認定スクラムマスターを目指してみようと思います。

 

今後に期待すること

1.理念や価値観・ゴールの共有

今後のフロイデに期待することは、会社としての「理念や価値観・ゴールの共有」だと感じます。社員はみな真面目で向上心もあり、会社に貢献したいと考えています。ただ、経営者の方針を理解して社員に展開したり、逆に社員の意見をキャッチアップして経営にうまく反映させる役割をもつマネージャーが、ここをしっかり行う余裕がなくなっています。これはひとえに組織が急激に大きくなったためですが、ここをしっかり合わせず、各々が「自分の経験や価値観」をもとにゴールを策定して様々な判断をしていたらカオスまっしぐらです。「頑張ったのに認めてもらえない」と、モチベーションが下がる社員社もでてきます。ここは社員が主体的に社長とコミュニケーションをとりながら、どんどん改善提案をしていく仕組みを作る必要があると考えています。

2.自分の昇給

あとは自分の昇給でしょうか。ただ、フロイデはマネージャーになれば30代でも年収600万近くもらえるようです。また、年2回昇格査定があるので、今は7月の給与改定を楽しみにしています(笑)。

入社を考えている中途採用組へのメッセージ

挑戦的な気質と安定志向な雰囲気のバランス

フロイデは、不思議なバランスで成り立っている会社です。

  • 筋金入りのベンチャーでもなければガチガチの下請け企業でもない
  • 拠点は福岡だが、顧客のほとんどが福岡以外
  • 海外との繋がりはしっかりあるが、韓国など福岡から日帰りできる範囲内がほとんど
  • アジャイルをベースにしたラボ型開発が基本だが、2年前までウォーターフォール開発ベースの客先常駐開発だったので、その文脈での話もできる

なので、

  • 閉塞感の強い堅い社風の会社から抜けだしたいけれど、いきなり安定性のないベンチャー企業への転職も不安
  • マネジメントや経営などにも携わっていきたいけれど、エンジニアでありつづけたい
  • いつか独立したいと思うけれど、個人のフリーランスエンジニアは先行きが見えず、かといって今すぐローンチして世に問いたいサービスの構想もない

というような30代半ばのエンジニアには向いていると思います。

個人のライフプランを大切にする社風

比較的40代以上の方の中に、滅私奉公的な「俺はこんなに頑張ってる!」という価値観が根強くある人が見受けられますが、今のフロイデでは、「ゴールを共有し、周りを巻き込みながらチームでより効率的に結果を出すために挑戦し続けようとする人」が求められています。特に、社長が2人の子どもを持つ既婚者ということもあり、入学式や卒業式などをはじめとするライフプランを大切にする社風はしっかりできています。

「会社を楽しい場所にしたい」と、本気で動く人が必要

フロイデには、経営に関わろうとする人がこれからもっと必要になります。経営に関わると様々な責任が発生しますが、職場の雰囲気をガラッと変えて会社を楽しい場所にするなら、やはり経営に近い場所にいた方が良いでしょう。その経験は、自分が独立するときは勿論、顧客に価値を提供するエンジニアになる時にも必ず役に立つと思います。