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[COOインタビュー]顧客・経営陣・社員をつなぐ存在でありたい

2017.08.08

2017年07月より、フロイデは「チーフ・オフィサー制」を導入しました。
新しく就任したフロイデの4人のチーフ・オフィサーに、今後のフロイデの方向性について、それぞれの立場から、1人ずつ語っていただきます。

フロイデ株式会社COO 熊谷悦史(くまがい えつし)

2011年にフロイデにキャリア入社でJOIN。広い視野と誠実な人柄で様々な場面で頭角を現し、入社して1年足らずで「統括事業部長」に抜擢。就任直後は現実と理想のギャップに苦しむが、自分から責務を決して投げ出すことなく、着実に経験を積み重ねて力をつける。

2017年7月に、COO(Chief Operating Officer)に就任。謙虚で誠実な人柄、自分の評価より周りの幸せを大切にする姿勢、そして優しいだけでなくいざというときは高い統率力を発揮するリーダーとしての能力で、社内外を問わず様々な立場の人からの信頼を獲得している。

プライベートでは3児の父でもある。

フロイデに入社するまでの経緯を教えてください。

大きな会社のいちエンジニアではなく、小さくても自分の居場所と思える会社で働きたかった

大学卒業後、社員2000人くらいのアウトソーシングを行う会社でエンジニアとして働きはじめました。その会社は全国に支社がありましたが、勤務地は福岡支社でした。大学では一応プログラミングを学んでいましたが、最初は小さな仕事から社内の掃除までコツコツこなしていましたね。それからしばらくすると技術者として様々な客先に派遣で出るようになりました。そうやって3年ずっと社外にいたのですが、なんだか自分が所属する場所がないような感覚になってきて…自分の居場所を実感できる職場に転職したいと思うようになりました。そこで次に選んだのが、社員数80人くらいの規模の福岡のソフトウェア会社。しかしそこでも結局また派遣に出る日々が続きました。そんな中この先のキャリアを考えるようになり、『派遣だけでなくPMやリーダー、もっと上の役職を経験したい』という思いが強くなっていきました。そこで出会ったのがフロイデです。求人広告をみると、社歴は長いのですが、ソフトウェア企業としてはまだ若く、挑戦できるフィールドが幅広そうだと感じました。また、いろんな経験を積んだ上で将来役職がつくようなキャリアも実現できるのではないかと思い、2011年9月に入社しました。

入社してからはどのようなお仕事をされてきたのですか?

派遣エンジニアから休職を経て、COOへ

入社後、最初はやはり派遣からスタートしました。そしてその現場がまたものすごく忙しいところで(笑)。ただ、何か会社に物申すなら結果を出さないとと思い、目の前の仕事をとにかく必死にこなしたら、思いがけないほど高い評価をお客様や仲間から貰うことができました。そうしたら、入社して1年位で社長から声をかけられ、「会社を変えていきたいから助けて欲しい」と言わたので、「自分にできることなら全力でやります」と答えたら、その数ヶ月後に統括事業部長に就任することになりました。そのタイミングで、自社にもどりました。

就任直後は自分なりに頑張りましたが、当時は自分と同じような立場の人間がまわりにおらず、トラブルがあっても誰に相談していいか分からないような状況でした。代表の吉谷は当時は東京で、東京と福岡と距離が離れていたため、忙しい中で電話でしか話ができず、なかなか自分の状況を伝えられませんでした。結果、仕事そのものやそれに関わる精神的な負担もひとりで抱えこんでしまい、一時体調をくずし休職することになりました。その頃の記憶は、実はほとんどありません。とにかくみんなに申し訳ない思いでいっぱいだった気がします。

そこで、会社に復帰して本調子を取り戻してからは、自分が体調を崩したことをきっかけに社内の働き方や環境をかえるべく、社長と一緒に組織改善に取り組みました。そのなかでも、まず「裁量権のある管理職を複数人に増やしたこと」は、今考えても良かったと思います。役職的に似た立場の人間がでてきたことで、小さなことでも相談したり、されたりする循環ができました。これで自分自身も働きやすくなりましたし、会社全体でも、ひとりで抱え込まない職場ができてきました。自分や社長が「チーム」を意識したきっかけだったとも思います。

そんな経験を経て、いまは、COOのポジションを任せて頂いています。

現在、COOとしてどんなお仕事をされているのですか?

社員が同じ方向を向いて進んでいけるよう、会社のビジョンを伝えていく

執行責任者として、会社の直近のP/L把握とそれに基づく短期的な経営戦略や受注前活動において会社を支えるべく頑張っています。ただ実際は、お客様、吉谷、他のメンバー、この板挟み状態になることがよくあります(笑)。

特に、吉谷のビジネス戦略をメンバーに伝えて浸透させていく場面では、スピード感の違いから、メンバーからは「なぜそんな事をやらなければいけないのか」「その方針は理解できない」など不満の声を聞くこともあります。やはり普通は社長と違って『変化』に不安を感じますからね。そういうメンバーに対して、会社のビジョンをしっかり伝え、その上で彼らが迷わないような戦略を提示し、社員みんなが同じ方向にベクトルを向けて進んでいけるようにするのが私の仕事です。難しい立場ですけどね。

また、メンバーが考えている事や全体の様子を吉谷に伝えていくことも大事な仕事だと考えています。そして受注前活動では、お客様と自社のエンジニアをつなぐことが大切な仕事になります。ここでもやはり板挟みになることはしょっちゅうですが(笑)、COOとして双方が気持ちよく仕事できるよう、これからも工夫していきたいですね。

COOとして会社に感じる課題はありますか?

経営陣と社員の間にあるズレをうめていく

入社当初の会社の状態から考えると、私自身が思っていた何倍ものスピードで成長しており、おぼろげながら「こうだったらいいな」と思っていた会社の状態が実現しつつあります。社員数も少なく働き方も手探りだった時代からいろんな失敗もしながらの時を考えると、本当に夢のようです。

しかし、まだまだ課題は山積みです。入社当時とは会社のメンバーも変わりましたし、メンバーが会社に求めていることも変わってきています。そしてフロイデ自体も、常に変化しながらこれからも進んでいく会社です。だからこそ、過渡期を見てきた自分が、経営陣とメンバーの間に認識のズレによる誤解や認知の歪みがうまれないよう、しっかりフォローしていかなくてはいけないと感じています。

会社の新しいチャレンジに対し、必ずしもみなポジティブな反応ばかりではありません。また、そのような反応全てに完璧に対応することは不可能だとも思います。

ただ、30人前後の何の後ろ盾もない派遣会社だったフロイデが、この短期間で黒字のまま社員の給与をあげながら自社内開発に切り替えて会社を拡大していく過程を、自分はリアルタイムで知っています。特に自分は客先常駐主体の同業他社を経験してフロイデにいるので、それが本当に凄いことだと感じます。だからこそ、この先もこの会社はきっとやると信じていますし、「フロイデのミッションは綺麗事ではなく使命であり、ビジョンはスローガンではなく目的地だ」ということも、自分は理解しています。そして、それをみんなに伝えるのは自分だとも思っています。

そのためには、もっと自分が自分の言葉で会社を語れるようにならないといけないのですが、なかなか難しいですね。現時点では、できる限りお客様やメンバーやパートナー様と対話を重ね、会社のビジョンを共有してベクトルをそろえていきたいと考えています。

フロイデの技術的な部分や都度発生する様々な課題改善はCTOなどほかのチーフオフィサーに期待していますが、自分自身は、やはり、会社・お客様・エンジニアの連携を、特にしっかり見ていく必要があると考えています。

これからフロイデをどんな会社にしていきたいですか?

社員の工夫や努力がそのままお客様や会社への貢献につながる会社に

フロイデの社員はみな真面目です。これからは、そんな彼らの社員の工夫や努力がそのままお客様やフロイデへの貢献につながり、それが社員に様々な形で還元されることで、社員みんなが仕事にやりがいをもてるような状態をつくっていけたらいいなと思っています。

お客様のニーズはもちろんですが、社員もそれぞれやりたい事ややりがいを感じることは違います。だからこそ、うまくそこをつないで、できるだけ社員が「やらされ感」がないような仕事ができる環境を整えていきたいですね。

そのうえで、お客様がまだ気づいていない『隠れたニーズ』を探し当てたり、社員の視野を広げることで、彼らが"やりがい"を感じる瞬間を増やしたり…。COOとしてやるべきことは、まだまだたくさんあると感じています。

フロイデのクライアントに、COOとしてのメッセージをお願いします。

フロイデを信頼して頂けるよう尽力します

フロイデは、まだまだ若手も多い成長途中の会社です。そんなフロイデが、お客様とともに仕事をさせていただく中で、何よりも大切なのは、『信頼関係』だと思っています。

そのためには、フロイデに依頼してくださったことをまず心から感謝するとともに、そのチャンスを最大限に活かして、社員、チーム、会社全てを信頼していただくために、真剣にお客様の要望に向き合うことを約束します。

そして、お客様の良きパートナー・良き親友となれるよう、とにかく、精進してまいります。言葉だけではありません。前期は社長とチーフオフィサーと一部リーダーのみが試験的に取得した「認定スクラムマスター」ですが、今期は原則リーダークラスの社員全員に取得させます。

頂いているお仕事を確実に対応しながら、実力をあげるための具体的な取り組みを会社として続け、少しずつ「信頼」を積み上げる…なかなか器用にはできませんが、あきらめません。どうか、よろしくお願いいたします。

最後に、フロイデに入社を検討している方へメッセージをお願いします。

目の前にあるチャンスを大事にしてほしい

若手のうちは、自分がやりたい事にたいしてなかなか思うようなチャンスが巡ってこないように感じ、不安になることもあるかと思います。ですが、まずは、『今、目の前の自分に与えられた仕事』と、徹底的に向き合ってください。自分の携わるチームのゴールを聞き、そこで自分に会社やお客様が期待していることをはっきりさせ、それに真摯に応える努力や工夫を積み重ねる…それを繰り返せば実力がつきますし、実力がつけば、必ずチャンスはきます。

そして、いよいよ目の前にチャンスがきたら、失敗を恐れず、全力で挑戦してほしいと思います。若手がやりがいをもって挑戦できる環境をつくりながら、待っています。

編集後記:インタビュアー 木田

メンバーのしあわせ、クライアントのしあわせ、会社のしあわせ…みんなのしあわせこそが、熊谷さんのしあわせなんだという事が会話の中から伝わってきました。自分がやりたいことを全面に押し出すタイプではなく、いつもまわりの事、会社のことを考えてきた熊谷さん。そんな方だからこそ、吉谷さんから「熊谷が辞めるならわたしも辞める」と言われるほどの絶対的な信頼を得てこられたのだと感じました。これからどんなフロイデを作っていくのか、楽しみに見ていきたいです!